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【シンガポール2021年4月21日=共同通信JBN】カーギル(Cargill)はタイの食品等級タピオカでんぷん生産大手Starpro( )と提攜し、アジア太平洋地域での機能性の高いタピオカ加工でんぷん供給を拡大し、食品メーカーの商品加工を支援して消費者の期待に応える。
Cargill Starches, Sweeteners & Texturizers AsiaのFranck Monmontマネージングディレクターは「アジアの食品メーカーは増加する消費需要、特にコンビニエンスとフードサービス部門內での需要に対応する課題に直面している(注1)。加工でんぷん業界のリーダーとして、今回のStarproとの提攜により、結集した力をより効果的に活用して成長の機會を拡大し、將來の新たな革新とソリューションを支えることができる。當社の抱負は市場と技術の深い知識、しっかりした商品提供、地元生産による費用最適化を組み合わせることで、地域の消費者に選ばれるパートナーになることだ」と語った。
StarproのコンサルタントJohnney Hsueh氏は「カーギルとStarproのこの協力を通じて、世界中の食品メーカーによる高品質タピオカ加工でんぷんの利用拡大の促進を期待している」と付け加えた。
合意はアジア太平洋市場(注2)と世界の食品産業向けの全種類の地元生産タピオカ加工でんぷんを網羅する。カーギルは、この高品質タピオカ加工でんぷんのほか、アジアの顧客の食品加工と調理の多様なニーズに応えるため、でんぷんと他の原料を組み合わせた多機能原料も提供する。
Monmont氏は「食感はアジアの味覚の極めて重要な要素だ。中華ソーセージ、餃子、日本の餅など即席めんから加工食品、スナック、さらに根強い人気のタピオカティーのような飲料まで、アジアの消費者は食品に食感體験を要求することで知られている。かみ心地、弾力性、すっきりした味わいなど獨特の食感特性がある遺伝子組み換えでないタピオカでんぷんは、アジアの消費者の商品への期待に応える食品メーカーの手助けに最適である」と説明した。
このStarproとの提攜契約は、アジア太平洋での機能性の高いでんぷんポートフォリオを拡大するカーギルの新たな動きである。カーギルは先に、インドネシアのパンダンの甘味料工場で冷水膨張でんぷん生産ラインの拡張( )、中國?松原の加工でんぷん工場建設( )を発表した。
アジア太平洋での事業拡大の長期戦略的展望の一環として、カーギルは近年、同地域で多くの重要な投資をしてきた:
*インドネシアのパンダンで新たな1億ドルのトウモロコシ濕式粉砕?でんぷん乾燥施設建設( )
*インドで同社のアジア初のチョコレート製造事業開始( )
*シンガポールに初の食品イノベーションセンター開設( )
*マレーシア進出40周年祝賀、総額4億5000萬ドル近い事業投資( )
*タイで水産物?家禽への7000萬ドル投資で成長、同國投資は50年で総額11億5000萬ドル超( )
About Cargill カーギルについて
カーギルはその存在目的である「安全で、責任のある、持続可能な方法で世界を豊かにする」ことを達成するために、70か國で155,000名の従業員が盡力しています。私たちは日々、農家と市場を、お客様と食品原材料を、そして人と動物を食料という必需品と結んでいます。
私たちは155年余りの経験を新しいテクノロジーや知見と組み合わせ、125余りの國々で、食品?農業?金融?工業分野のお客様から信頼されるパートナーとなります。これと並行して、農業のためにより強く持続可能な未來を築いてまいります。
(注1)情報源:ソース、ドレッシング、調味料、スナック菓子、消費者向けフードサービス部門のEuromonitor International
(注2)Starproの重點市場であるタイと中國を除く世界的販売権
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