【バルセロナ(スペイン)2016年2月23日PR Newswire】
薄型スマートフォン向けの新しい超省電力SoCが4G LTEプロセッサーに新規のマルチメディア機能を追加
メディアテック(MediaTek)は22日、超省電力のMediaTek Helio P20システムオンチップ(SoC)をモバイルプロセッサーの最上位クラスにあたるMediaTek Helioファミリーの新製品として発表しました。MediaTek Helio P20は次世代のスマートフォン向けに目を見張るようなバッテリー動作時間、高い性能、優れた機能を一體化することによって、ユーザーには新しい體験を、製品メーカーにはデザインの自由をもたらします。
MediaTek Helio P10が大きな成功を収めたことを受け、MediaTek Helio P20は電力効率を25%向上させています。P20チップセットは16nmプロセス技術を使用して製造され、low power double data rate random access memory(LPDDR4X)をサポートする世界初のSoCです。性能向上に関しては、このSoCは最大2.3GHzで動作するTrueオクタコアアーキテクチャーによってアップグレードされた能力のCPUとGPUを持ち、ARM Cortex A53コアの能力を最大限に引き出しています。新しいMali T880グラフィックスユニットは高速な900MHzで動作して、高い能力を要求するビデオやゲームアプリに最適であり、現時點でARMから提供されている中で最高性能のGPUです。
「メディアテックはHelio P20を今日の消費者の要求、滑らかな動作で高性能でありながら高い電力効率の攜帯端末、に応えられるように設計しました。消費者はスマートフォンのバッテリー動作時間やマルチメディア性能にますます重きを置くようになって來ています。メディアテック は先進の製品でこの要求に取り組みます。」
メディアテック エクゼクティブバイスプレジデント?COO ジェフリー?ジュウ
MediaTek Helio P20は接続性に関していくつかの長所を備えています。MTKの最新モデム技術によるWorldMode LTE Cat.6及び2x20キャリアアグリゲーションによって300/50Mbpsのデータ速度となります。このSoCはユーザーがどこに行ってもシームレスに接続できるよう、グローバル?デュアルSIMデュアルスタンバイをサポートしています。GSMが利用不可能な地域のために、このSoCはWCDMAネットワークでの同時スタンバイができます。さらにMediaTek Helio P20はLTEマルチメディア?ブロードキャストとマルチキャスト?サービスもサポートします。これによって攜帯端末はLTEを通してHDビデオコンテンツを受信できます。
より高い処理能力と最適なバッテリー?パフォーマンスのために、MediaTek Helio P20はLPDDR4Xを実裝することによりLPDDR3に比べて70%広い帯域と、電源電圧を0.6Vに低減することで50%の省電力化を実現しています。これによって、カメラ、ビデオ、ゲームアプリでの高速でなめらかなユーザー體験が得られます。
この他のP20の特徴は、獨自のMediaTek Imagiq畫像処理プロセッサ(ISP)で、HelioX20と同じ設計を活用することでカメラの使い勝手、寫真及び動畫品質を向上します。MediaTek Imagiqは最新のISP技術を取り込み、最も厳しい要求をするスマートフォンカメラマンを以下の機能で満足させます。
*ベイヤおよびモノクローム?センサをサポートする先進の12ビットDual ISP - ノイズを効果的に軽減し、従來のベイヤ+ベイヤ?センサに比べて3倍の光をとらえることによって寫真品質を高める
*デュアル像面位相差オートフォーカス - 従來のオートフォーカス?システムに比べ4倍速いリアルタイム?フォーカスを達成
*より自然で機敏かつきめ細かい寫真のための3A HWエンジンのアップグレード
*強力なマルチスケールで瞬時のノイズ除去技術 - 弱い光の中でもビデオおよび寫真を低ノイズでより正確に描寫する
MediaTek Helio P20は2016年後半に量産端末に搭載される予定です。詳細はウェブサイト を參照下さい。
▽パートナーからのコメント(アルファベット順)
「20nm 12GbモバイルDRAM技術を使ったサムスンの新しい6GB LPDDR4XとMTK Helio P20ラインアップの組み合わせは、先進のマルチメディア技術を要求するビデオやゲームアプリで際立った性能と電力効率を示します。メディアテックとの提攜を通じて、優れた電力効率で薄いデザインによるよりすばらしいユーザ體験を提供していく中で、6GB LPDDR4Xのような最先端のモバイルメモリ製品の採用が加速することを期待します。」
サムスン電子メモリー製品計畫&アプリケーション?エンジニアリングチーム擔當バイスプレジデント、チウーク?キム氏
「スマートフォンの標準が最高地點を目指すのにあわせて、ハイエンドセグメントは2016年前半から高性能なLPDDR4を採用し始めました。LPDDR4はLPDDR3に比べて、さらに高性能で低消費電力です。これらの優位性により、より長い時間の使用ができ、モバイル端末からの高速のデータ転送を可能にします。これらの新しいトレンドを取り入れて、SK hynix はメディアテックと P20で協力してのLPDDR4を今年の発表を通じて、ハイエンドセグメント市場の求める十分な性能と高い電力効率を提供します。」
*SK hynix副社長兼DRAMマーケティング?グループ責任者 NH?パク氏
▽メディアテック(MediaTek)について
メディアテックはファブレス半導體メーカーのパイオニアとして、1997年以來モバイル端末、ワイヤレスネットワーク機器、デジタルTV、DVD/Blu-rayプレイヤー向け最先端のシステムオンチップ(SoC)市場をリードして參りました。高度に集積された革新的なチップデザインにより、サプライチェーンの最適化、開発期間の短縮、競合ひしめくマーケットでの競爭優位性の拡大に貢獻しております。MediaTek Labsを通して、お客様は製品の創造、アプリケーションの開発、來たるIoT時代に向けたサービスの開発を進めるための開発者間のネットワークを構築することが可能になります。このIoTの技術を提供することにより、人々は世界を広げ、容易に夢を実現出來る様になります。
私たちメディアテックは全ての人が驚くような素晴らしいことを実現できると信じています。私たちはそれを"Everyday Genius"と呼んでおり、活動の基礎にしています。
詳細は を參照下さい。
(日本語リリース:クライアント提供)