【海口(中國)2022年7月29日PR Newswir】第2回China International Consumer Products Expo(中國國際消費財博覧會(CICPE)、Hainan Expo(海南博覧會))が7月26日、中國南部海南省の省都海口市で開幕した。60カ國以上を代表する2800超のブランドを引き寄せた今年のHainan Expoは「初物」から成る博覧會となることを目指しており、多くの出展者が今後數日間にわたってそれぞれの「初物」を展示し、多くの商品をデビューさせる。過去2日間で10萬人を超す來場者が博覧會を訪れた。
開場直後から來場者らは、中國國內や海外からの企業によるハイエンドの消費財や展示されている1回限りのデザインを一目見ようと押し合いとなった。デル(Dell)は同社のノートパソコン製品ラインすべてで新たなモデルを発表した。環境を重視している中國の寶石業者GAONASは、ユニークな商品「The Miner's Tear(採鉱者の涙)」を展示した。これは環境保護と持続可能な開発という博覧會のテーマを反映している。
今年の主賓國であるフランスからは、約50の企業と250のブランドが參加し、その範囲はスキンケアや化粧品、ファッションから、博覧會限定の高級フランスワインやグルメ食品に及び、出展者數は中國に次いで2番目となった。
開幕初日にロレアル(L'Oreal)は同社の2つの主要ブランドであるプラダ?フレグランス(Prada Fragrance)とタカミ(Takami)を擁する海南観光客リテール店舗を開設した。同社はまた、パートナーとともに、「Action Guide for Household Chemicals Industry to Promote Sustainable Consumption(家庭用化學品産業が持続可能な消費を促進するための行動指針)」を刊行した。これはこの種のものとしては中國で初の指針である。Haikou Global Boutique Duty-Free City(海口グローバルブティック免稅都市)とファッションレーベルの カール?ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)は戦略的協力協定を締結した。
開幕日には計74件のイベントが催され、この中で第2回Global Consumer Innovation and Duty-Free and Tourism Retail Conference(グローバル消費者イノベーションと免稅?観光リテール會議)と、Global Consumer Forum(グローバル消費者フォーラム)による25件の個別イベントが特に注目を集めた。さまざまな専門調査會社やコンサルティング會社から、さまざまな業界に関する20點以上の消費者リポートが発表された。その一方で第2回Hainan Expo Fashion(海南博覧會ファッションウイーク)が開幕し、48件の商品発表會が実施された。
China International Consumer Products Expoはこの種のものでは中國で唯一の博覧會で、アジア太平洋地域で最大規模の博覧會でもある。1年前に第1回Expoが開催されて以降、海南は商品の幅広さやブランド、価格の面でその免稅市場を國際基準に合わせる歩みを速めてきた。海南のオフショア免稅市場は2021年に急速に成長し、売上高は600億人民元(89億米ドル)を突破した。
Hainan Expoは中國外の企業が世界最大の自由貿易港である海南自由貿易港について詳しく學ぶための重要な窓口となった。同港は域內で事業を立ち上げる國際企業を一段と多く引き付けている。昨年のExpoでリシュモン(Richemont)、Taikoo、ペルノ?リカール(Pernod Ricard)が海南での拠點設立計畫を発表した。今年はフランスのLVMHと米國の大手ビジネス分析會社Dun & Bradstreetがこれに追従する意向を表明し、LVMHは地域の観光リテール?サプライセンターを設立する予定である。
ソース:Hainan International Media Center(HIMC)