【杭州(中國)2021年7月29日PR Newswire=共同通信JBN】中國における包括的な心臓弁介入治療ソリューションの大手プロバイダーVenus Medtech (Hangzhou) Inc.(「Venus Medtech」)(証券コード:2500.HK)とその管理子會社Renaly Ltd.は2021年7月27日、介入型心血管デバイス分野のパイオニアであるMartin B. Leon教授(醫學博士)を新世代の腎動脈除神経(RDN)システムのグローバル研究責任者(Global Principal Investigator、PI)に任命したと発表した。
Venus Medtech (Hangzhou) Inc.
Leon博士は現在、ニューヨークのコロンビア大學アーヴィング?メディカルセンター(CUIMC)の內科教授である。博士は、インターベンショナル?バスキュラー?セラピーセンター(CIVT)所長、心臓カテーテル検査室長、コロンビア大學?コーネル大學付屬ニューヨーク?プレスビテリアン病院心臓弁膜癥センターの理事でもある。さらに、毎年開かれているTranscatheter Cardiovascular Therapeutics(TCT)(心血管カテーテル治療學)會議の創始者兼議長である。心血管介入治療分野のリーダーであるLeon博士は、PIの立場で50以上の臨床試験に參加、1萬例以上の手術を行ってきた。
RDNの分野で、Leon博士とそのチームは、いずれも2020年に米食品醫薬品局(FDA)から畫期的デバイス指定を受けたMedtronicの腎除神経システムSymplicity Spyral(TM)やReCor Medicalの超音波除神経システムParadise(TM)など、いくつかの革新的なシステムの臨床試験でPIを務めた。
新世代のRDNシステムは、Venus Medtechの管理子會社Renalyによって開発された。獨自のデュアルモード超音波技術(DMUT)プラットフォームが、リアルタイムの超音波畫像診斷による非接觸?連続焼灼治療を実現、非制御焼灼が引き起こす不十分な神経焼灼や血管損傷といった様々な問題の発生を大幅に減らす。正確かつ効率的な焼灼の提供により、治療パラダイムがより予測可能な転帰にシフトし、処置の流れが簡素化され、最終的に処置の安全性、有効性が向上する。
高血圧癥は、世界で最も一般的な慢性疾患の1つである。世界の成人の約3分の1が高血圧癥を患っている(參照1)。中國で高血圧と診斷された人は3億3000萬人を超えており、同國は同疾患の患者數で世界第1位である。中國高血圧癥調査のデータによると、18歳以上の成人の高血圧癥の有病率は調査時點(2012年から2015年)で27.9%で、その後も上昇傾向が続いている。これは、中國の心血管疾患の罹患率の50%、死亡率の20%の誘因となっている。心血管イベントの獨立したリスク因子である高血圧癥は、脳卒中、心筋梗塞、心不全、腎不全などの合併癥を引き起こす可能性があり、高血圧癥の管理と治療は、結果的に心血管合併癥のリスクを低減できるという點で有益である(參照2)。
Leon博士は「Renalyの新世代RDNシステムのPIに任命されたことをうれしく思う。高血圧癥は心血管疾患の主要なリスク因子の1つだ。RDN療法の開発は、抵抗性高血圧癥や投薬効果が持続しない患者にとって、新しく有望な治療の選択肢になる。Renalyの超音波ベースの腎除神経システムは、第1世代システムにつきまとう不完全焼灼あるいは過剰焼灼という臨床上の問題點に対処することで、リアルタイム超音波畫像診斷をしながら均一で制御可能な焼灼を実現することで、安全性と操作性を大幅に向上させると期待されている。できるだけ早く臨床試験を開始したい」と語った。
Venus Medtechの創業者であるEric Ziエグゼクティブディレクター兼マネジング?ディレクターは「當社は、將來の醫療技術ポートフォリオである新たなデバイスや治療、バイオニクス、畫像融合技術、デジタルセンシングの開発に注力し、これら全てを當社の將來の治療用製品に深く統合していく予定だ。そうすることで、治療自體は無論のこと、術前?術後も含めた治療プロセス全體をカバーするソリューション?ラインナップを提供できる。Renalyは、畫像認識ナビゲーションと超音波を組み合わせ、高血圧癥患者に最適な技術をベースとする治療を提供することで、新たな治療と畫像をいかに統合していけるかを示す手本と見ることもできる。Leon博士をグローバル研究責任者に迎えられたのはうれしい。博士は、當社のグローバル諮問委員會のメンバーとして、技術革新や製品のグローバル化を推進する上で主導的な役割を果たしてきており、今回が初のコラボレーションというわけではない。當社は、Leon博士のこの分野での豊富な経験により、この革新的RDNシステムが臨床試験を通じて急速な進歩を遂げ、世界中の患者に利益をもたらしてくれると考えている」 と語った。
參照
(1)World Health Organization Report: A global brief on hypertension ? silent killer, global public health crisis.
(2)Chinese Circulation Journal, September, 2020, Vol. 35 No.9 (Serial No.267)