【サンフランシスコ2020年12月8日PR Newswire=共同通信JBN】前臨床創薬向けの機械學習ソリューションが専門のバイオ技術企業PostEra( )は8日、生成化學に基づくプラットフォーム技術の開発による小分子創薬加速を目標にしたファイザー(Pfizer Inc. )(NYSE: PFE)との戦略提攜を発表した。
PostEraの機械學習技術は、最適の潛在力とドラッグライクネスを持つ新しい分子構造の設計による創薬プロセスの加速を目指している。PostEraの手法は醫薬品化學者の設計仮設を具體化するだけでなく、化學合成も考慮に入れる。
両社は共同事業を通じて、ファイザーの広範なデータと専門知識を生成化學の科學を前進させるPostEraの技術機能によって活用し、組織內の前臨床創薬の取り組み全體で利用できる最先端の拡張性のあるモデルを生み出す。
PostEraは前払いを受け、プロジェクトの進展によって追加支払いを受けることができる。同社は共同事業で開発されたすべてのアルゴリズムの所有権も維持する。
PostEraのAaron Morris最高経営責任者(CEO)は「前臨床創薬の重要な弱點の一部を解決するためにファイザーと協力することをPostEraは喜んでいる。チームとしてこの共同事業に加わるのは光栄であり、PostEraの機械學習の多くの前進を活用し、ファイザーが新しい治療薬開発の進展を加速できるよう支援していく」と語った。
ファイザーの醫薬設計責任者のCharlotte Allerton氏は「機械學習技術への投資はわれわれの前臨床創薬の促進に役立つ可能性があると考えている。PostEraの技術はこの取り組みを補完するもので、われわれはこの共同事業の結果を楽しみにしている」と述べた。
▽PostEraについて
PostEraは2019年に創業、その技術はケンブリッジ大學での先駆的な學術研究を基礎とする。この技術は、化學合成と一體化した分子設計による創薬研究開発の重要な課題の一部に対応している。PostEraはドラッグハンターと提攜し、前臨床プログラム促進を手助けしつつ、同社のManifold( )ウェブプラットフォームを通してその合成技術の一部を提供する。PostEraは世界最大のオープンサイエンス創薬事業である「COVIDムーンショット(Moonshot)」も開始、主導している。