【北京2021年11月4日PR Newswire=共同通信JBN】
*Fanye-1 Wellが日量171トンのシェールオイルを生産し、単一のシェール油井で中國最高の生産記録を樹立
*100萬トンのシェールオイル生産能力が今後5年以內に構築される見通し
*この地域のシェールオイル資源の當初見積もりは40億トンに上る
China Petroleum & Chemical Corporation(HKG: 0386、「Sinopec」)の勝利油田(Shengli Oilfield)東部試掘區(East Exploratory Area)にある4カ所の指定シェール試掘油井は11月3日、高度のオイルフローを報告した。このうちFanye-1 Wellは日量最大171トンのオイル生産を達成し、中國における単一の油井として最高のシェールオイル生産記録を樹立した。
Sinopecが勝利油田でシェールオイルを開発、推定埋蔵量は4億5800萬トン
勝利油田でのシェールオイル探査の戦略的ブレークスルーとなった今回の記録破りの成果は、この區域のシェールオイル探査と開発に明るい見通しを示している。勝利油田は、現在の予測によると、シェールオイル地質埋蔵量の第1群が4億5800萬トンに達すると報告している。概算見積もりでは、この地域のシェールオイル資源は40億トン以上に達し、中國東部における埋蔵量と生産の拡大にとって実質的に新たな區域となることが分かった。
シェールオイルはシェール層のマイクロ/ナノサイズの細孔に蓄えられた石油資源である。勝利油田で開発されるシェールオイルは、3000メートル以上の深さ、セ氏170度に達する溫度で、毛髪よりも細い貯蔵空間にある。掘削や破砕などの技術は、低度の地質學的進化、高密度、低流動性、困難な開発シナリオに挑まれてきた。
シェールオイルの探査と開発の問題を解決するため、勝利油田は障害を打ち破る3つの主要技術を採り入れた。ここでは過去10年間に、中國國家基礎研究プログラム(National Basic Research Program of China)(973プログラム)や大型特別プロジェクトを含め、以下の通り、さまざまなレベルで40種類以上のシェールオイル調査が実施された:
*シェールオイルの「隠れた場所」を発見するシェールオイル最適化評価技術開発のための大陸斷層盆地におけるシェールオイル蓄積?濃縮モデルの確立
*深さ3000メートルの地點で2000メートル以上の水平油井を効率的に掘削できるようにする合成掘削流體を使った高品質で高速の掘削技術の開発
*數百に上る人工のミリレベルの「ハイウエー」上でシェールオイルの排出を可能とするマルチスケールの結合ネットワーク破砕技術の実現
現在、勝利油田は総合的な探査と開発への態勢が十分に整っている。同社はより長い水平區域、多層構造の3次元開発に向けた技術に取り組み、済陽(Jiyang)大陸斷層盆地における國家レベルのシェールオイル開発先駆區の確立を加速するため「油井工場」モデルの革新的な応用を行っている。
Sinopecの社長補佐でSinopec Shengli OilfieldのエグゼクティブディレクターであるKong Fanqun氏は「Sinopec Shengli Oilfieldの次のステップは、大規模なシェールオイル埋蔵量と生産の拡大を支援する徹底した調査とエンジニアリング能力の向上を続けることである。100萬トンに上るシェールオイル生産能力は、今後5年間で構築されると予想されており、中國の生産収率とエネルギー安全保障の復元力を強固にしていく」と語った。
Sinopecはまた、シェールガス探査の分野でも大きなブレークスルーを発表している。それには、中國初の大規模シェールガス田であるフ陵(Fuling)シェールガス田の構築( )や、中國初の深度シェールガス田であるウェイロン(Weirong)シェールガス田の発見、2020年に10億立方メートルの生産能力を構築したその第1段階、さらに日量41萬2000立方メートルの高品質シェールガス生産がテストされ、深さ4000メートル以上の地點での超深度シェールガス探査の偉業となった四川盆地の東治(Dongye)Deep 2主要シェール試掘ガス井などがある。
詳細はSinopec( )を參照。