【マクリーン(米バージニア州)2021年10月5日PR Newswire=共同通信JBN】
マース?インコーポレイテッド(Mars, Incorporated)は5日、2050年までに同社のバリューチェーン全體で溫室効果ガス(GHG)ネットゼロ排出を達成するというコミットメントを発表し、パリ協定の最も意欲的な目標である世界の気溫上昇をセ氏1.5度に抑制するという目標に合致させる。
このコミットメント強化は、7月の気候変動に関する政府間パネル(IPCC、Intergovernmental Panel on Climate Change)報告書の調査結果を受けたものである。同報告書は、地球溫暖化の最悪の影響を防ぐために全世界でネットゼロを達成する緊急性を高め、これは來月グラスゴーで開催される國連気候変動會議(COP26)の重要な焦點である。マースは、Science Based Targets Initiative(科學に基づく排出削減目標イニシアチブ、SBTi)の「Business Ambition for 1.5°Cの誓約」( )とRace to Zero(ゼロへのレース)に參加し、以下に重點を置くことにより、ネットゼロエミッション実現の取り組みを加速する:
マースのGrant F. Reid最高経営責任者(CEO)は次のように述べた:「世界的な介入の規模はより大膽で迅速でなければならない。気候変動は既に地球と人々の生活に影響を與えている」
「この現実的で具體的な脅威を軽減するため、科學は、ネットゼロの目標はリーチが広範で、バリューチェーン全體の排出量をとらえ、計畫は実質的な暫定目標を伴わなければならないと告げている。われわれは前進を確認するために數十年も待つことはできない」
「しかしながら、往々にして、これは単に當てはまらない。そして、幾つかのネットゼロコミットメントに存在する格差はそれらの信頼性を、そしてさらに重要なことに、気候行動の動きを損なう恐れがある。われわれは、そのような事態を起こしてはならない」
「有意義な影響をもたらし、目的に適合していることを擔保するために、當社のネットゼロ目標は、原材料の調達方法から消費者による當社製品の使用法まで當社のGHGフットプリント全體をカバーする。當社は今すぐ行動を起こし、5年ごとに暫定目標を達成することに事業全體を動員している」
「これは極めて重要な課題になる見通しであり、當社のアソシエイツ、サプライヤー、顧客、消費者、業界パートナーとの協力がなければ、ネットゼロを達成することはできない。スケールとリーチを拡大するためにわれわれが協力することは非常に重要だ」
「有意義な変化を今推進するために、グローバルビジネスを推進するサプライチェーンを見直し、森林破壊と自然生態系の転換に終止符を打つ必要がある」
「われわれは長期的な野心を怠慢と遅延の言い訳にすることはできない」
マースは、2040年までに直接事業におけるネットゼロを達成するため、2009年に設定した既存のコミットメントを掲げ、排出量に関する気候行動を10年以上にわたり推進し続けている。
5日の発表は、同社の現行のSustainable in a Generation Plan( )を基盤に発展させるもので、2050年までにバリューチェーン全體で排出量を67%削減するという以前の公約を前進させ、2025年までにバリューチェーン全體のGHG排出量を27%削減するという意欲的な短期目標を再確認する。
2015年以來、マースは事業が成長し続けているにもかかわらず、バリューチェーン全體で排出量を7.3%削減した。直接事業において、マースはすでに排出量を31%削減し、2025年の中間目標(42%削減)達成に向けて順調に進んでいる。
同社最大のブランドであるロイヤルカナンは、栄養を通じてペットの健康をサポートするグローバルリーダーである。ロイヤルカナンは、ブランドの全ポートフォリオにおいて2025年のカーボンニュートラル達成を追求し、最初の製品群が2022年にカーボンニュートラル認証を受けることを狙いとしている。これは、インターナルカーボンプライシングによって資金調達されたプロジェクト、PAS 2060のカーボンニュートラル基準への準拠、各製品のカーボンフットプリントを算出するための科學に基づく方法論、GHG排出量を最小化するためのバリューチェーン?パートナーとの相互アプローチ、および、殘余排出量に対する高品質のカーボンクレジットイニシアチブの支援を通じて達成される見通しである。
Reid氏は「當社ブランドは、前進の促進において、特にこの問題を消費者と結びつける上で、極めて重要な役割を果たす。人々、ペット、地球のためのより持続可能な未來に當社がコミットメントを行うことは喜ばしい」と付け加えた。
▽ネットゼロを実現する
期待されていた、科學に基づく排出削減目標イニシアチブ(SBTi)のネットゼロコミットメントに関するルールが2021年末までに見込まれており、これに合致する形で、2022年に完全なネットゼロ?ロードマップが策定?発表される。
ネットゼロを達成するため、マース全體で現在進行中の多數のイニシアチブの幾つかは以下の通り:
マースの持続可能性と調達の最高責任者(Chief Sustainability and Procurement Officer)であるBarry Parkin氏は、今後數年間で排出量削減を実現するには、拡張されたサプライチェーン內で行動を促すことが極めて重要になるだろうと述べた。
Parkin氏は次のように語った:「當社の影響の4分の3以上は、われわれが購入する原材料に埋め込まれている。そのため、當社が購入するもの、購入する場所、または、おそらくもっと重要なことだが、その購入方法を変えなくてはならない」
「農業のさらなる変革が必要なことも明らかだ。われわれは環境再生型農業を通じ、可能なことの限界を押し広げ、これは當社の取り組みの加速と共に、サプライヤーとのより深く、より統合されたパートナーシップ、ならびに持続可能な慣行にインセンティブを與える強力な政府枠組みを必要とする。」
マースは、SBTi Net Zero Foundationsペーパーに沿って、大気から炭素を除去することに基づき、現実的で耐久性があり、社會的恩恵をもたらすカーボンクレジットにより、事業がゼロにできない殘余排出量を中和するのを擔保することにもコミットしている。これには、同社と13の投資家および企業の共同による1億5000萬ユーロのLivelihoods Carbon Fund 3への最近の投資など、生態的、社會的および炭素への最大の影響に焦點を當てたプロジェクトの特定と投資が含まれる。
Parkin氏は「われわれのネットゼロへのロードマップは、明らかに、當社の排出量削減を優先しているが、科學コミュニティーには、農業部門は完全な脫炭素化が特に難しいという認識がある。そのため、炭素除去クレジットは、當社があらゆる殘余排出量を中和するのを助ける上で役割を果たす必要がある。これを行う際には高水準の厳格さを適用し、當社が購入するすべてのクレジットが大気から炭素を除去し、強力な科學と監視により追跡されるようにする」と付け加えた。
地球溫暖化をセ氏1.5度に抑制することも、業界、政府、およびより広範な社會全體の革新的な変化を必要とする。マースは、パリ協定の意欲的な目標の実現に役立つ政策の擁護を継続していく。例えば、マースはシンプルで明確かつ透明性の高い炭素価格を提唱する。これはビジネスケースを一層説得力のあるものにし、より多くの企業が排出量削減のためのより決定的な措置を取るよう促す可能性がある。
マースSustainable in a Generation Plan(持続可能な環境整備プログラム)および気候コミットメントについての詳しい情報は、 を參照。
▽マース?インコーポレイテッド(Mars, Incorporated)について
マース?インコーポレイテッドは、1世紀以上にわたり、われわれが望む明日の世界の実現は、今日のわれわれのビジネスへの取り組みから始まるという信念に基づいて事業を展開してきた。この理念は、家族経営のグローバル企業としてのマースのあり方の中核にある。現在、マースは、われわれを取り巻く世界にポジティブな影響を與えることへのコミットメント再確認する方法で、変革し、革新し、進化し続けている。
菓子、食品、ペットケア製品およびサービスの多様で拡大するポートフォリオ全體で13萬3000人の獻身的なアソシエイトを擁し、その全員が同じ方向に、前へと向かって進んでいる。年間売上高400億米ドルを誇るマースは、DOVE(R)、EXTRA(R)、M&M'S(R)、MILKY WAY(R)、スニッカーズ(R)、TWIX(R)、ORBIT(R)、ペディグリー(R)、ロイヤルカナン(R)、SKITTLES(R)、BEN'S ORIGINAL(TM)、WHISKAS(R)、COCOCOAVIA(R)、5(TM)など、世界で最も愛されているブランドを製造している。また、AniCura、Banfield Pet Hospitals(TM)、Blue Pearl(R)、Linnaeus、VCA(TM)などの栄養、健康サービス事業を通じて、世界のペットの半數のケアを行っている。
マースは、パートナーと事業を展開する地域社會が繁栄して初めて、真の成功を収め得ると考えている。マースの5原則(品質、責任、互恵、効率、自由)は、同社のアソシエイトが日々行動を起こし、地球、人々、ペットが繁栄できる明日の世界の創造に役立つようインスピレーションを與えている。
マースに関する詳しい情報は、 を參照。以下で當社のフォローを。
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